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最新記事【2007年01月28日】

ローマの休日
ローマの休日
ファーストトレーディング
price : ¥450
release : 2006/12/14

ティファニーで朝食を
ティファニーで朝食を
パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン
price : ¥1,500
release : 2006/04/21

世間的には高評価ながらある意味無神経な趣味のよくない映画

 ローマの休日以後、それとはまた違う魅力のオードリーに★1つ。マンシーニのムーンリヴァーに★1つ。この映画、オードリーファンなら当然必見です。
 しかし、自分的には何が面白いのか不明な不思議な映画。笑えぬコメディを撮るのが得意なブレーク・エドワーズが本領を発揮したのでしょう。当代随一のエンタテイナー(であるべきはずの)、ミッキー・ルーニーが”典型的”日本人の役を演じています。これを可笑しいと思うか、悲しいと思うか、噴飯ものと思うか、まあ人それぞれです。

トスカーナの休日
トスカーナの休日
ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
price : ¥1,172
release : 2005/12/07

【商品詳細】

   作家のフランシスは離婚後、親友にプレゼントされたトスカーナ旅行でこの地に魅せられ、丘の上の売家を衝動的に購入。さっそく修復にとりかかる彼女だが、トラブル続きで頭を悩まし、孤独感にもさいなまれる。そんなとき、気分転換に出掛けたローマで、ハンサムな青年マルチェロと出会い、彼女は恋に落ちていく。   ひとりの米国女性が人生の再出発に選んだ地、トスカーナで、習慣の違い、国民性の違いにとまどい、恋に傷つきながらも、トスカーナのゆったりと流れる時間と人々の温かな眼差しの中で、新たな第一歩を踏み出すまでの物語。美しい大自然と陽気でノンビリしたイタリア人気質を前面に押し出し、その地と人々が、とまどいを隠せなかったヒロインの心を少しずつ解きほぐし、ふんわりと包んでいく、やさしさに満ちあふれた作品だ。ダイアン・レインは、人生に疲れた都会の女性が、柔らかな笑顔を見せる女性になっていくプロセスを情感豊かに演じている。監督は『好きと言えなくて』米国版『Shall we ダンス?』の脚本を手掛けたオードリー・ウェルズ。女性の心の機微をていねいに描いた脚本と演出は好感が持てる。(斎藤 香)

女性のための映画!(もちろん男性も楽しめますが!)

アメリカ向けのDVDで観たのでこのバージョンのDVDではありません。のでレビューは主にストーリーだけの星評価です。

とにかく癒されます! 美しいトスカーナの景色、流れるようなストーリーライン、さらにキャラクターたちのおしゃれな会話。
旅行に行きたいけど行けない・・って言う人にもお勧め!

あと、ダイアン・レインを主人公にしたのが大成功だと個人的には思います。 彼女はうまく年を取っている・・というか、大人の女性ならではの美しさがはっとさせられるものがあります。 ハリウッド女優にありがちなボトックスでパツパツの不自然な顔・・とかじゃなくて、年とともに皺も増えているけど、それを隠さず逆に魅力にしてしまっている・・ 上手いこと年を重ねているなぁ・・と思いました。

仕事、家事、毎日の生活で疲れてしまった女性に是非観て欲しい!と思います。

マイ・フェア・レディ 特別版
マイ・フェア・レディ 特別版
ワーナー・ホーム・ビデオ
price : ¥1,500
release : 2007/01/26

麗しのサブリナ
麗しのサブリナ
パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン
price : ¥1,500
release : 2006/04/21

生まれ変わりたいならば、パリへ行きなさい。

ヘプバーンが衣装合わせにくると聞いたデザイナーのジパンシーはとても楽しみにしていました、なぜならば、彼は女優のキャサリン ヘップバーンの大ファンだったからです、ですが、そこに訪れたのは女優のオードリー ヘップバーンでした、けれども細身でエレガントな女優のオードリーを一目見るなり彼は彼女に製作意識を強く刺激されたといいます、長年、サブリナが愛し続けた初恋のジゴロを演じたのは俳優のウイリアム ホールデン、ブロンドで甘いマスクで大変な人気のあった俳優さんでした(サンセット大通り)が彼の代表作、そして相手役を演じたのはギャング映画の王様といわれた俳優のハンフリー ボガード、彼は21歳も年下のクール美人女優のローレン バコールを妻にもつ決して2枚目ではないけれど、存在感のあるスター俳優でした、代表作は(アフリカの女王)、こんな名俳優と名デザイナーが出会って作られた恋の物語りはとても素敵です、パリが女を夢の女性にする、洒落ていますね。

コーラスライン
コーラスライン
東北新社
price : ¥2,625
release : 2006/05/25

ものたりぬ・・・

作品としては、ミュージカル映画が嫌いな方以外は楽しめるかと。ソフトとしては、今時 片面1層/Dolby2.0ということで、値段不相応に思えます。特に大画面ハイスペックのモニターを使用の方は「画質がもうちょっと良ければ・・・」と、きっと思われることでしょう。リマスター望む。

ローマの休日 製作50周年記念 デジタル・ニューマスター版 (初回生産限定版)
ローマの休日 製作50周年記念 デジタル・ニューマスター版 (初回生産限定版)
パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン
price : ¥3,269
release : 2003/12/17

【商品詳細】

   大スター、オードリー・ヘプバーンが誕生した、記念すべき作品である。ヨーロッパ旅行中のプリンセス・アンが、付き人の目を盗んで、ローマの街に1人とび出す。そして、そこで知り合った新聞記者と恋に落ちる。    身分を隠したまま、新聞記者の彼とデートするアン。その生き生きとした表情、キュートなふるまい。プリンセス演じるオードリーのすべてがチャーミングだ。スペイン広場でアイスクリームを食べるシーン、ベスパの2人乗りなど、数々の名場面を生んだ。身分違いの恋をせつなく描いたストーリーにも、その影響を受けたと思われる映画がこの後数多く作られた。    新聞記者を演じるのは、グレゴリー・ペック。監督はウィリアム・ワイラー。オードリーは本作で、アカデミー主演女優賞を受賞した。(斎藤 香)

色あせない古典映画

「ローマの休日」という映画を知らない人はいないだろうというくらい
有名なこの作品。もう、期待通りよい映画です!!
美しいローマを舞台に展開される、映画の王道を行くストーリーに
見るたびに胸がときめきます。

オードリーのファッションにも大注目!!

シャレード (1963)
シャレード (1963)
ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
price : ¥980
release : 2006/11/30

"You fell for her like an egg from a tall chicken"

Beginning credits play a Henry Mancini's score and we are swept back to the sixties.

The opening scene is of a metro train rolling down the track in Europe. A body is tossed off. Then a flash to a ski resort where a hand with a Luger-Parabelum is being lowered and aimed directly between Reggie's (Audrey Hepburn) eyes.

Turns out that the body from the train was that of Reggie's husband, Charles Lambert. At the funeral a strange selection of sinister characters one by one check to be sure Charles is really deceased.

Looks like Charles left with something of theirs and they want it back. Everyone except Reggie knows that she has it. In the process of retrieval Carry Grant appears to be helping her; however his name and occupation seems to change periodically, hence the title "Charade."

Many people will be dispatched in unique and creative ways. What is everyone after and will Reggie find it before it is too late for her?

The criterion edition has a voiceover track of director Stanley Donen and screenwriter Peter Stone discussing the film. Most of it sounds like rattling. However once in a while there is a useful piece of information. Such as the gloved hand with the Luger in the beginning scene was a man's hand so you would not suspect the next scene.

戦争と平和
戦争と平和
パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン
price : ¥1,500
release : 2006/04/21

トルストイも納得

 トルストイは晩年に映画の脚本を書こうとしていたらしい。彼の作品は「見えるように」と形容され視覚的要素が強い。つまり、彼の作品は映画に向いている。その様な意味で「戦争と平和」が映画化されるのは当然ともいえる。往年のハリウッドスターは聖書の様な歴史物か文芸物にでることがステータスとされ、オードリーの出演作品の中ではそれほど有名でもないが、実は上記の意味で彼女にとってもハリウッドにとっても非常に意義深い作品である。
 長大であることより原作は多くの人から畏怖の念でみられているが、実はトルストイ作品では疾走感が一番大切である。ハリウッド版はやや短いが、その点ロシア版より躍動感が出てよい。何より、原著のナターシャのイメージにオードリーはあまりにもはまりすぎている。
 やや舌足らずではあるが、本作はトルストイのよさが出ている。トルストイも見てオードリーに感銘すること請け合いである。

パリの恋人
パリの恋人
パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン
price : ¥1,500
release : 2006/04/21

歌うオードリー!  踊るオードリー!

ファッション界を舞台に、トップモデルへと変貌する書店の娘とカメラマンの恋を描くロマンティックなシンデレラ・ストーリー。パリの名所を背景に、華麗なジヴァンシーの衣装を着こなすオードリーの姿には、始めから終わりまで唯もうウットリ!の作品です。
そして、この作品はオードリー・ヘップバーン出演作の中で、唯一のミュージカルという意味においても貴重な作品と言えるでしょう。「マイ・フェア・レディ」では、歌う場面を撮影したのにもかかわらず全曲吹き替えでしたし。踊りの名手フレッド・アステアと共演ということもあり、オードリーの意気込みが伝わってくるような熱演です。でも、ニューヨークのプレミア公開時には、彼女が歌う‘How Long Has This Been Going On?' は、削除されていたとのこと。 オードリーにとって、歌はよっぽど鬼門なんでしょう。決して上手くはないけれど、これだけ歌えれば先ずは合格点をあげたいですし、優雅で軽快なミュージカル・シーンを是非堪能したい作品です。

昭和残侠伝 吼えろ唐獅子
昭和残侠伝 吼えろ唐獅子
東映
price : ¥4,725
release : 2005/01/21

動乱
動乱
東映
price : ¥4,725
release : 2006/08/04

【商品詳細】

   舞台は経済恐慌と凶作が重なり庶民が苦しみを強いられていた昭和初期、陸軍内部は皇道派と統制派に分裂し、宮城大尉(高倉健)ら皇道派の青年将校たちは、昭和維新を目指すようになる。そんな中、宮城はかつての部下の姉で今は娼婦に身売りされた女(吉永小百合)を妻に迎え入れる。しかし彼はなぜか彼女を抱こうとはしなかった…。昭和11年2月26日に勃発した226事件をクライマックスに、男と女の哀しい愛の姿を壮大な叙事詩2部編成で描いた森谷司郎監督の意欲的超大作。226に関する経緯や軍人たちの描写は紋切り的ではあるが、そうした不満を凌駕するほどにストイックな大人の愛の描出がお見事。健さんのかっこよさもさながら、吉永小百合は本作で大人の女優として脱皮を遂げる好演で、彼女の立ち振る舞いのひとつひとつに、今や映画でしか観られないヒロインの美学がある。(増當竜也)

男が男であり女が女であった時代

吉永小百合さんはいい歳のとり方をしていると思う。
この映画の頃の吉永さんは確かに惚れ惚れするくらい美しい。しかしこの役、無学故に(手紙を書いてそれが結局)弟を死に追いやってしまう東北の貧困農家の娘、身売りされて娼婦に身を堕とす、という役どころなのにどう見ても武家かいいところのお嬢さんにしか見えない。
言葉の最初から標準語だし、どうやってみても農家の娘ではない。そして娼婦という役であっあても、それになりきってなく、その後軍人の妻となるのだが、そんな過去を引きずっているにしてはあまりにも品が良すぎる。結局制作者が吉永さんのイメージをおとせなかったのだろうか?とにかく彼女の役を美化しすぎている感があった。
しかし今の吉永さんは、こういった女の業や悲しさをモロさや強さを見事に表現する事ができる実力美貌共兼ね備えた大女優である。
今の吉永さんの方がずっと美しい。といった事でこの映画における吉永さんはミスキャストと感じる。今だったら完璧に演じる事ができるであろう。

映画に関していえば、高倉さんをはじめとした、一流の役者が演じた軍人たちの筋を通した背筋のピンとのびた身のこなしや物腰、御御心(天皇陛下)という言葉を聞くだけでぴんと伸ばした背筋が更に伸びるところなど、こういった礼儀正しさが全く違和感なく受け取られていた時代、こういった厳しさも今の世に必要なのではないか、そして今まで226事件に関して血にはやった青年将校たちの無謀な行為だとしか認識がなかったので、歴史をもっと見つめなおして見たいと思った。

遥かなる山の呼び声
遥かなる山の呼び声
松竹
price : ¥3,990
release : 2005/04/28

何度観たことか…

何度となく観た映画です。山田洋次監督の傑作の一つだと思います。個人的には幸せの黄色いハンカチよりも好きです。ストーリーも素晴らしいですが出演者たちも実にいいです。チョイ役ででている人工受精士の渥美清なんか最高です(笑)ラスト近くの男と少年の別れのシーン、そして感動の網走に向かう列車のシーン。父親が自殺してしまったときも泣かなかった男が、愛する女性と少年が自分を待っていてくれると知らされ、大粒の涙を流す…。このときのハナ肇も実にいいんですよね。あまり知名度がないかもしれないのが残念でしかたありません。一人でも多くの人に観てほしい邦画です。

居酒屋兆治
居酒屋兆治
東宝
price : ¥4,725
release : 2005/01/21

【商品詳細】

   北海道・函館。脱サラして小さなもつ焼き屋「兆治」を営む英治(高倉健)と茂子(加藤登紀子)の夫婦。しかし、平凡ながらも幸せな日々を送っていた英治の前に、かつての恋人さよ(大原麗子)が現われた。英治のことが忘れられないさよは、やがてすさんだ生活に身をゆだねていく…。    山口瞳の同名小説を監督・降旗康男、撮影・木村大作、主演・高倉健の『駅STATION』トリオで映画化。久々に等身大の庶民を演じる健さんの姿は実にさわやかで観ている側も心地よく、健さん映画に欠かせない個性派俳優たちも競って店の客として登場。またここでは映画初出演の加藤登紀子が絶品の味わいを見せている。その加藤の名曲を健さんが熱唱する主題歌『時代遅れの酒場』も、この暖かくも切なく悲しい人間ドラマにふさわしい。(増當竜也)

哀しい女

健さん演じる兆治はもちろん最高です。物静かで男気があり、人に対する情に溢れています。そんな兆治を慕って幼馴染や以前働いていた会社の同僚たちが毎夜訪れ、小さいながらもいつも賑わう居酒屋「兆治」。その人達それぞれに小さなドラマがあり、日々柵(しがらみ)の中で生きている姿を見せられ、形や時代が違えど、今の自分に重なり合わせてみたりすると、物悲しくもあり、癒されもし・・・。
で、兆治の柵は昔愛し合っていた幼馴染のさよ(大原麗子)のこと。お互いが愛しあっていたにも関わらず、敢て2人の意思で別れ別れになり、お互いに家庭を築くが心のどこかで「後悔」の念が・・・。その思いを一層強めるさよの心がどんどん壊れてしまい・・・。
兆治がようやくさよを見つけ出し、さよが握り締めていた2人写真。涙しますね。さよ役の大原麗子さんは哀しい女が似合いますね。引き込まれました。逆に兆治の女房役の加藤登紀子さんはちょっと??的な配役でした。凄く台詞にも情感があっていいんですが、健さんの妻、大原麗子さんとの恋敵的な役柄からすると??でしたね。ただ主題歌「時代遅れの酒場」は最高です。

四十七人の刺客
四十七人の刺客
東宝
price : ¥4,725
release : 2005/01/21

【商品詳細】

   1701年(元禄14年)の春、江戸城内での刃傷の罪で赤穂藩主・浅野内匠頭は切腹、お家は断絶。憤った赤穂藩家老・大石蔵之助(高倉健)は家臣たちとともに主君の仇・吉良上野介(西村晃)の命を狙う。一方、大石の思惑に気づいた色部又四郎(中井貴一)は、陰謀を阻止すべく暗躍するが…。    池宮彰一郎のベストセラー小説を巨匠・市川崑監督が鋭利な映像美で映画化。おなじみ忠臣蔵の世界を暗殺計画として合理的に描いていくあたりは新味である。高倉健としては久々の時代劇出演だったが、さすがにカツラ姿はなじまないといった難点はあるものの、刺客のボスを貫禄で演じきった。また、対する色部役の中井貴一はキネマ旬報などその年の助演男優賞を総なめした。(増當竜也)

こんな忠臣蔵があっても良い

オーソドックスな忠臣蔵が見たければ他にオプションはいくらでも有ります。(TVの特別ドラマだったけれども吉右衛門が大石を演ったのは良かったね?。)そもそも健さんも浅丘ルリ子も時代劇向きじゃないんだし。言わば手垢の付いた題材を如何に楽しめるエンターテイメントに料理しようか、という池宮さんの原作に共鳴した市川監督が手に唾して作った新解釈の忠臣蔵映画です。テンポも悪くないし、私は好きな作品です。中井貴一はちょっと歌舞伎が入っている感じで、この頃からホント、良い役者になっていきましたね。

あにき DVD-BOX
あにき DVD-BOX
キングレコード
price : ¥20,790
release : 2004/05/08

【商品詳細】

   高倉健がその長いキャリアの中で唯一主演した連続TVドラマ。脚本を『北の国から』の倉本聰が手がけている。1977年放送。   東京・人形町で何代も続く鳶職の組頭、栄次(高倉健)は、男性恐怖症の妹、かい(大原麗子)と暮らしていた。路地の立ち退き問題やかいの縁談、そして恩人の娘・恵子(秋吉久美子)に栄次が抱いた恋心など、様々な事件が、変わりゆく町並み、そして人間関係を背景に描かれる。   無骨で不器用だが義理人情に厚く、周囲に慕われる渋い男性像というのは健さんのパブリックイメージそのままで、たまらなくカッコイイ。さらに、田中邦衛演じる弟分をはじめとした下町キャラたちもいい味だ。大げさな演出などは全くないが、巧みな台詞まわしとストーリーテリングに引き込まれ、淡々とした描写の中に匂いたつウェットな人の情や、台詞の行間にあるほのかな可笑しみを存分に楽しめる。(安川正吾)

「あにき」と言えば健さん!

 高倉健さん唯一の連続ドラマ出演作。滝田ゆうの独特の物憂い感じのモノローグも良い。そして、何より健さん、ビッグコミックスピリッツを読んで笑ったり、「エグるぞ!」なんて台詞を言う凄みがあるところはもう最高。こんな健さんは映画じゃ観れません。
 健さんの付き人だった小林稔二さんも脇役で出ています。倍賞千恵子さんが寅さんのさくら役とはがらりと変わった感じの役で、それもまた貫禄を感じさせます。
 「あにき」と慕われる人は芸能界にもたくさんいますが、やはり、男の中の男で「あにき」と言えるのは健さんだけではないでしょうか。

宮本武蔵 愛蔵BOX
宮本武蔵 愛蔵BOX
東映
price : ¥21,263
release : 2003/03/21

見る時はいつも青春

原作を素直に簡潔に映画化した名作である。
第一作は暴れ者の武蔵が白鷺城にこもって修行を始めるところで
終わる。第二作の冒頭で城主や沢庵和尚に祝福されながら敢えて
剣の道を決意する武蔵。剣の道を歩み始めるに「人生二十一遅く
はない」。すがすがしい表情の武蔵。このシーンを見るたびに志を
新たにさせられる。この後、彼を慕う女性お通を振り切って武蔵は
旅立つ。画面変わって武蔵のライバル・吉岡一門の党首は都で酒色
に溺れている。この硬→軟→硬→軟のドラマ展開のリズムが武蔵の
ストイックな姿をクローズアップする。
最終作、巌流島に向かう小舟の上の武蔵の姿に今でも涙して拍手
する。これ以前以後の宮本武蔵はどれもパロディに見える。

森と湖のまつり
森と湖のまつり
東映
price : ¥3,544
release : 2007/03/21

緋牡丹博徒 花札勝負
緋牡丹博徒 花札勝負
東映
price : ¥4,725
release : 2003/05/21

?躍動する静止画?

ローアングル。フィックスショットのみ。パンフォーカスではない縦構図。長回し。中心を外した画面構成。フェードイン、アウトを使用しない編集。
ざっと書き出してもこれだけの強い特徴がある、あくの強い映画。
それぞれの効果が組み合わさって、格調の高さと圧迫感を保ちながら、小気味よいテンポの良さを実現している。
この相反する要素を同居させて成り立っていることが、すでに、希有。
フィックスショットのみなのに、画面の狭さや、不自然な印象が無い。ワイド画面を活かした、もはや絵画的なレベルの画面構成。それを動的につなげてみせる各種技巧の積み重ね。
強引なつなぎを堂々と行うことで、そのショックを映画的な効果につなげている。カットの不自然さがその場の臨場感を打ち出している。

緻密と大胆が、見事なバランスで画面に定着された、絵画のような美しい映画。

緋牡丹博徒
緋牡丹博徒
東映
price : ¥4,725
release : 2002/07/21

さぁ、胸をはりましょう!

~今、世界中がグルーバル化してしまったこの時代だからこそ、日本人が忘れてしまった大切なものを思い出させてくれる映画です。明治の中頃と言えば、武士道が資本主義に飲み込まれていった時代です。この仁侠の世界も拝金主義の波に飲み込まれようとしていました。そんな中で、頑なに仁義を貫こうとした古い日本人たちの生きざまがよく描かれています。
スト~~ーリーも分かりやすく、テンポもハリウッド映画並に軽快に進んでいきます。この映画はラスト・サムライに匹敵する作品です。配役陣を見ると、それ以上だと断言できます。
お竜さんは、あなたの日本人魂を必ずしびれさせてくれます。
日本人の遺伝子を覚醒したい方にお薦めいたします。~

昭和残侠伝 死んで貰います
昭和残侠伝 死んで貰います
東映
price : ¥4,725
release : 2004/10/21

今度は私のために生きてください。

待つ女、一人戦いに発つ男、そっと付き添う友。
泪、喜び、怒り。
みんな誰かのために耐え、つよがっている。
日本ハードボイルドの最高峰です。

新幹線大爆破
新幹線大爆破
東映
price : ¥4,725
release : 2002/07/21

【商品詳細】

   東京発博多行き新幹線ひかり号に爆弾が仕掛けられた。この爆弾、新幹線の速度が時速キロ以下になると自動的に爆発する仕掛けになっているため、車を止めることも出来ない……。    佐藤純彌監督の最高傑作との誉れも高いパニック映画の大傑作、その海外公開版。オリジナル版は152分だが、ここではフランス版102分、アメリカ版118分の2ヴァージョンを収録。どちらも犯人(高倉健、他)グループの犯行動機など回想シーンを思い切りカットし、現在進行形でドラマを進める再構成であり、それは西洋の観客の嗜好に合っていたようだ。特にフランスでは驚異的大ヒットを記録。後の『スピード』にも本作の影響は間違いなくうかがわれよう。ただし、社会に虐げられた主人公たちの過去にこそこだわった佐藤監督は、この再編集に直接タッチしておらず、やはり「まずはオリジナル版を観てほしい」と語っている。(増當竜也)

オールスター競演!ストーリーに唖然!

いわゆるスリリングものなのだが、キャストの充実度(運転手に千葉真一&小林稔侍!ありえない!!端役に渡辺文雄から丹波哲郎まで)に比べなんともお粗末なストーリーに泣けてくる。話を盛り上げたいのはわかるが、あまりに鈴木瑞穂率いる警察(しかも悪役オールスターキャスト)がボンクラ揃いで、犯人に余裕の隙を与えるしまるでわざわざ逃がしているみたい。これではまるで高倉健ワンマンショー。
「宇津井健のボヤキ」に妙に共感を覚える。
その割にはバイク男の勤務先の社長が一味のボスだったり、あまりにヒネリのないストーリー展開に唖然。幾度も犯人と接触しているのに気づかないくせに、偽造パスポート一冊を全ツアー会社から見つけるのはあっという間だったり、と展開があまりにご都合主義。これでは「シベ超」の悪口はいえない。
助産婦のメチャ可愛い藤田弓子はなんか胎児を殺した臭いし、とかいろいろ勘繰ってみた方が面白い。山本圭は「戦争と人間」と同じような役どころだがイマドキのアイドル顔はやはりカワイイ。

野性の証明
野性の証明
角川エンタテインメント
price : ¥3,455
release : 2006/10/20

幸福の黄色いハンカチ(HD-DVD)
幸福の黄色いハンカチ(HD-DVD)
松竹
price : ¥4,032
release : 2006/12/22

【商品詳細】

   もてない青年・欽也(武田鉄矢)は中古車を買って北海道旅行へ赴き、一人旅の朱美(桃井かおり)を車に乗せる。やがてふたりは謎の中年男・島雄作(高倉健)と知り合い、結局3人は旅を共にすることになる。雄作は網走の刑務所を出所したばかりで、妻の光枝(倍賞千恵子)の住む夕張へ帰ろうとしていたが…。    名匠・山田洋次監督が手がけた日本映画史上に残る名作中の名作。軽薄だが根は純な若者たちと不器用な中年男の交流は、いつしか心の旅へと転じていき、その終着地でもある夕張を彼らがめざすクライマックスは、黄色を意識させるアイテムの点在や、佐藤勝の音楽の妙もあってスリリングに盛り上がり、その後すがすがしい感動のラストが観る者の心を潤してくれている。ミスター日本映画こと高倉健のイメージは、本作で見事に決定づけられた。キネマ旬報ベストテン第1位など、その年の映画賞は文字通り本作が総なめ。余談だが、北海道を旅行しているときに、ふと食堂に入って「カツ丼とラーメン、その前にビール」と注文する者は、絶対にこの映画を観ている。間違いない。(的田也寸志)

高画質でよみがえった最高の映画

作品の素晴らしさについては、もちろん、言うまでも無い。

画質は、通常のDVDと比較して、十分によくなっていて、ストレスが無い。
フィルム自体が古いので、発色はそうでもないのだが、高画質になっている分、役者の表情が鋭く表現されている。

山田監督のインタビューも収録されていて、納得の商品になっている。

鉄道員(ぽっぽや)
鉄道員(ぽっぽや)
東映
price : ¥5,040
release : 2001/12/07

不器用な乙松と幻想

幼くして死んだはずのユッコが、成長した姿で乙松の前に現れる。この筋書きは違和感たっぷりだ。しかし、原作者の浅田次郎氏の作風は、たいていこんな調子だ。多くの小説作品では、悲劇的であっても、ハッピーエンドであっても、違和感を伴う幻想が、物語を組み立てている。しかし、そこから読み取れるものは、違和感ではなく、悲哀や厳しい現実に伴う哀愁だ。

下手をすると、この物語は出来過ぎた、作為的な悲劇とも捉えられかねない。しかし、一方でシンボリックに描かれているのは、仕事一途過ぎる不器用な男・乙松の生き様だ。最愛の身内の不幸より、仕事を優先するというあたりは、常識では理解に苦しむ。不器用な乙松を演じるのは高倉健というのも適役過ぎる。

極端に不器用な乙松の振る舞いと、幻想という、二つの非現実的な事柄が、美しい大自然と共に描かれる。何より、絵が美しい。違和感は伴うが、それでも、時間を忘れて浸る事が出来るし、心が大きく動かされる。

心が大きく動かされるという事実をもってして、
私はこの作品を強く支持する。

あ・うん
あ・うん
東宝
price : ¥4,725
release : 2005/01/21

【商品詳細】

   昭和10年代の東京・山の手。羽振りの良い中小企業の社長・門倉(高倉健)と安月給のサラリーマン水田(坂東英二)は見かけも性格も正反対ながら、硬い友情で結ばれている。しかし、女出入りの激しい門倉だが、実は水田の妻たみ(冨司純子)のことをずっとひそかに思い続けていた…。    向田邦子の同名原作を監督・降旗康男、撮影・木村大作、主演・高倉健の黄金トリオで映画化したヒューマンドラマの秀作。ここでの健さんは笑顔も多く、市井の等身大の姿をさりげなくも見事に演じきっている。また、健さんとは東映仁侠映画時代の盟友でもあった富司純子(かつては藤純子)が久々に健さんと共演することも大きな話題となったが、そのコンビネーションは完璧といってもいいほど。浅川朋之の情感あふれる音楽も絶品である。(増當竜也)

昭和初期、戦渦前夜の幸福な時代

 向田邦子原作。隆旗康男監督。

 昭和初期のきなくさい軍国主義が押し寄せる前の、つかの間の平和を謳歌する東京・山の手を舞台に、男の友情を軸にした二つの家族模様を描く人情ドラマ。

 軍需景気の恩恵を受け、羽振りのいい中小企業の社長であり兄貴肌の門倉(高倉健)と、まじめ一筋の転勤族水田(板東英二)の子供のように無邪気な関係にしみじみ、水田の妻たみ(富司純子)の愛らしさがほっこりさせる。

 募るたみへの想いを胸に秘めつつ、水田と家族ぐるみを続けるが、募る想いがやがて水田と絶交という最悪の選択でけじめをつけようとしてしまう。徹底的に避ける日々。その不器用さがもどかしい。

 家族ぐるみの付き合いといっても、全てを開襟しているわけではない。「一番大事なことは人には話せない」。その歯止めがあるからこそ、徹底的に付き合える。その禁を破った時、関係はあっけなく崩れ去る。

 物語は、最終的に仲直りし、ハッピーエンドを迎える。しかし、本当にそうだろうか。門倉のたみへの想いはおそらく変わらないだろうし、たみもそうだろう。この奇妙な三角関係は振り出しに戻っただけである。

 そして、時代は本格的に戦争の道をひた走る。軍需景気の恩恵を受ける門倉も、ジャワ等海外進出していく会社勤めの水田も、苦難の時代を歩んでいくだろうことは想像に難くない。娘さと子の愛した青年もおそらく戦死だろう。

 その意味で、これはつかの間の平和な時間に起きたドラマなのである。彼らには今後おそらく大きな悲劇が待ち受けている。だからこそ、何とも言えない悲しい気持ちがすぐ傍に横たわっているのだ。

 戦争を知る向田だからこそ描ける、不穏な時代に一瞬輝いた閃光のような輝きを放っている。久しぶりに映画で涙した。

昭和残侠伝
昭和残侠伝
東映
price : ¥4,725
release : 2002/07/21

【商品詳細】

   敗戦直後の浅草露店商街を舞台に、復員して新しいマーケットを開拓しようとする神津組の寺島清次(高倉健)は、それを妨害すべくいやがらせを始める新誠会に対して、ついに堪忍袋の緒が切れて、客人・風間重吉(池部良)とともに殴り込みをかけていく…。  『日本侠客伝』『網走番外地』と並ぶ高倉健の大ヒット・シリーズ第1弾。敵の理不尽な仕打ちに寡黙ながらも果敢に立ち向かう男の美学は、当時学生運動に身を投じていた若者たちからも熱い支持を受け、結果として9本が製作された。健さんと池部良が殴り込みに向かうときの長い道行きシーンで挿入される主題歌『唐獅子牡丹』も大ヒット。監督の佐伯清は、本作を含めてシリーズ中5本を演出している。(的田也寸志)

凛然とした魅力

1960年代後半の学生運動が盛んだった頃、学生たちが好んで仁侠映画を見たという話をその世代のある作家が書いていた。
話は任侠道の美風を守る神津組の受難と最後に訪れるカタルシス。
高倉健演ずる清次の魅力は、自分の命も顧みず組の「庭場」を生活の根拠とする露天商やその家族、組員のために奮闘する一途な姿にあると感じた。些かの私心も介入させないその姿は、主君に忠勤を尽くす武士の様でもあり、会社のために過労死すらするサラリーマンの「理想型」を示しているように感じられた。ただ、それが何故往年の学生の心を捉えたのかは、却って謎が深まった。彼らはそういう「理想型」こそを批判していたのだばかりと思っていたのだが。。。
一番気に入ったのは、仁義を切る場面である。些か緊迫したその場面は「渡世の掟」の一端を垣間見るようで、任侠道への興味を掻き立てた。この映画には紋切り型という表現には収まらない、一種の形式美を感じた。

夜叉
夜叉
東宝
price : ¥4,725
release : 2005/01/21

【商品詳細】

   かつて大阪で名をとどろかせていた伝説のやくざ修治(高倉健)は、今では足を洗い、若狭湾の小さな港町で漁師を営みながら妻・冬子(いしだあゆみ)ら家族とともにささやかに暮らしていた。しかし、よそから流れてきた飲み屋の女将・螢子(田中裕子)とその情夫・矢島(ビートたけし)の出現によって、やがて彼は再び修羅の世界へと足を踏み入れていく…。    監督・降旗康男、撮影・木村大作、主演・高倉健の黄金トリオが放つノワール調やくざ映画。『冬の華』以来久々にやくざを演じた健さんだが、その背中に隠された刺青は人生の苦渋を負ったもので、それもまた痛々しいほど魅力的だ。ダークな映像、トゥーツ・シールマンスによるハーモニカのやるせない調べなど、ここでは徹底的に暗愁が漂い、その中で大人の男女の機微がせつなく描かれている。(増當竜也)

イイ!(゜∀゜)

元ヤクザの漁師。北海道の海と雪景色、哀愁タップリの音楽、芸達者な共演者。お膳立ては完璧。ザ・高倉健ムービーです。「駅・station」と双璧をなす、降旗&健さんコンビの傑作。永遠の舎弟、小林稔侍もイイ味出しています。

冬の華
冬の華
東映
price : ¥4,725
release : 2002/07/21

【商品詳細】

   名シナリオライター倉本聰が、任侠映画の大スター高倉健にエールをおくるべく記した脚本を、降旗康男監督が映画化。裏切り者の兄貴分(池部良)を殺した罪で服役していた加納秀次(高倉健)は、彼の忘れ形見(池上季実子)に「ブラジルの伯父さん」と偽って獄中から養育費を送り続けていた。そして15年の刑期を終えて、出所した彼を待ち受けていたものとは…。    時代の波に取り残された男の悲哀に「足長おじさん」の要素をミックスし、まさに「その後の任侠」映画といったテイストに貫かれた秀作。健さん映画の常連俳優が勢ぞろいしているのもうれしく、特に無口な板前を演じた小林稔侍は、これが出世作となった。親分(藤田進)が収集しているシャガールの絵に代表される、枯れた淡々とした味わい。クロード・チアリの哀切漂うギターの音色もやるせない。(的田也寸志)

これだけ渋い映画も無いです

なぜに高倉健さんは出たり入ったり刑務所の設定が多いのでしょう。
この映画の健さんはホント台詞が少ないですが過去に自分が殺めたあいての娘さんとの出会いの場面では見ているこっちはホントに歯がゆい感じがして最後まで自分の素性を明かせないまま義理をつらぬいてドスを
抜いてしまう・・なにか悲しいですね。ヤクザ映画と呼べるのか判りませんがこの役を出来る人もなかなかいないでしょう、いい映画です。

単騎、千里を走る。
単騎、千里を走る。
東宝
price : ¥5,040
release : 2006/09/22

【商品詳細】

   息子が病床にいると聞いた高田だったが、息子との間には確執があり、長年会うこともなかった。しかし、余命いくばくもないと知り、彼は息子と中国の役者リー・ジャーミンとの約束を果たすために、単身中国へ。言葉も不自由な彼が、中国でいろんな人と交流を持ちながら、リー・ジャーミンを求めて旅をする。    中国の名匠チャン・イーモウと日本が誇る人気スターの高倉健が初めてタッグを組んだと話題になった作品。驚くべきは、個性派のチャン・イーモウ作品でも、高倉健は、高倉健のまま存在しているということ。そのゆるぎない存在感は圧倒的だ。中国の人々との交流の中には、ユーモアもあり心温まるロードムービーの趣。不器用で頑固な高田、息子も同じような性格ゆえに、なかなか和解できなかったふたりだが、父から歩み寄っていく、その高田の心情には胸にグッとくるものがある。(斎藤 香)

健さん、千里を駆ける

高倉健という日本の大スターのために作られた映画と言っていい。
長年確執が続いていた死にかけている息子のために唯一できること、それが彼が撮影できなかった伝統人形劇を彼の代わりに撮影する事と思い、父(高倉健)は中国辺境の地に旅にでる。そこで待っていたのは暖かい中国の人々と多くの出会い、そして別れ。

ストーリーとして、ありえないような設定が多い。雄大な自然の中で旅する不器用な男はまさに高倉健そのものである。
静かで奥深い彼の魅力を満喫し、美しい中国の風景、群像を見ただけで、この映画の難点はすべて許せるような気がする。

又日本の部分は高倉健と親交厚い日本の監督の撮影によるものであるが、二人の監督の違いが見事に融和している。

この映画の制作は100人の外交官が中国に行くより、日本と中国の距離を縮めてくれたのではないだろうか。
娯楽作ではないので、単調だという人も多いであろう。しかし見た後、心が洗われるような映画である。

遥かなる山の呼び声
遥かなる山の呼び声
松竹
price : ¥2,800
release : 2006/11/22

ハナ肇という役者

北海道の短い夏の記録だ。北海道の自然は厳しく、地平線の雲はペンキで塗られた壁のようにベタっと重い。時間の移り変わりは、画面上の風景で感じるのと同時に、字幕がその都度教えてくれる。一番の見所は、なんといってもハナ肇の名芝居だろう。「奥さん!」といいながら、ずうずうしく、家に上がってきて倍賞千恵子にしつこくつきまとう。ただ、高倉健にはかなわないと知るや傲慢な態度は陰を潜め、兄貴と呼び恭順の意を表する。最後にすばらしいシーンがある。列車で網走に護送されていく犯罪者の高倉健。ハナ肇が倍賞千恵子を伴い途中から列車に乗り込み、白々しい芝居で彼女(倍賞千恵子)と引き合わせる場面である。自分で芝居しておきながら一人咽び泣くハナ肇。別れ際、倍賞千恵子は高倉健にハンカチを手渡し、彼はハンカチを強く握り締める。今年、野球少年の活躍により久々に注目された「ハンカチ」。その昔「ハンカチ」は恋愛映画において、さりげない意思表示のサインだった。武田鉄矢の別れ際の一言、吉岡秀隆が登校する時の「死んだ」の一言。忘れられない言葉もたくさんあるのだが、すべてはラストのハナ肇の演技を前にすると霞んでしまう。ちなみに、壮大な音楽と風景が見事にシンクロしたこのラストで感動しなかったならば、この映画に価値を見出すことは難しい。ボーナスに収録されている予告編、この映画は家族向けの正月映画だった。久しぶりに家族で正月映画を見たくなった。余談だが、私自身ここ数年「今年は両親と過ごす最後の正月か?(来年こそは結婚して家を出て行くかもなあ?)」などと考えながら正月を過ごすのだが、既に30代も半ば、いまだ春は遠い...。だんだん笑えなくなってきた。

幸福の黄色いハンカチ
幸福の黄色いハンカチ
松竹
price : ¥2,800
release : 2006/11/22

【商品詳細】

もてない青年・欽也(武田鉄矢)は中古車を買って北海道旅行へ赴き、一人旅の朱美(桃井かおり)を車に乗せる。やがてふたりは謎の中年男・島雄作(高倉健)と知り合い、結局3人は旅を共にすることになる。雄作は網走の刑務所を出所したばかりで、妻の光枝(倍賞千恵子)の住む夕張へ帰ろうとしていたが…。 名匠・山田洋次監督が手がけた日本映画史上に残る名作中の名作。軽薄だが根は純な若者たちと不器用な中年男の交流は、いつしか心の旅へと転じていき、その終着地でもある夕張を彼らがめざすクライマックスは、黄色を意識させるアイテムの点在や、佐藤勝の音楽の妙もあってスリリングに盛り上がり、その後すがすがしい感動のラストが観る者の心を潤してくれている。ミスター日本映画こと高倉健のイメージは、本作で見事に決定づけられた。キネマ旬報ベストテン第1位など、その年の映画賞は文字通り本作が総なめ。余談だが、北海道を旅行しているときに、ふと食堂に入って「カツ丼とラーメン、その前にビール」と注文する者は、絶対にこの映画を観ている。間違いない。(的田也寸志)

日本映画を代表する傑作感動ロードムービー!!

山田洋次監督が、名優高倉健さんと初めて組んだ誰もが知ってる名作です!!
この映画の素晴らしさは、健さん演じる男の生き様ではなく、
その生き様に感動し、自分の生き方を見つめ直し成長していく若者(鉄矢と桃井かおり)
の青春ドラマにあると思います。
前半の鉄矢はこれでもか!!のスケベな若者を熱演しています。
きっと地の演技だと思いますが…
桃井かおりも内気で消極的な彼女を上手く演じていますね。
「キスだけネ」と言う桃井かおりが妙にかわいかったりします。
この二人のドタバタ道中と、一本気な健さんとのギャップがとても愉快です。
後半に入り、健さんが無免許運転で捕まったところから、物語は急変していきます。
淡々と語られる健さんの素性を聞く内に、若者二人の心情も変化していくのです。
観ているわたしたちもどんどんストーリーに引き込まれます。
そう、若者二人と一緒に人生のわびさびとか、正しい生き方、真の愛情とは何かを学び、
感動のクライマックスを迎えることになるのです。
成長した若者たちが最後に健さんを救います。
綱いっぱいに張られた黄色いハンカチと、無言の健さんと倍賞さんの再会に誰もが涙するのでした。
また、この作品で忘れられないのが、お巡りさん役渥美清の好演です。
殺人犯であっても一人の人間として接し、懐かしさ溢れる演技で観る者に安心感を与えてくれます。
さすがの名演技ですね。
映画が公開されて30年たち、
現在の夕張市は日本の財政難ワースト1位(我が市は2位)になってしまっているようですが、
この作品のイメージのまま新たな再建に向けてがんばって欲しいと願っています!!

青春映画をもう一度

青春時代に見た映画 ドラマをもう一度 DVD BOXでご覧になり 当時の懐かしい思い出を振返りませんか





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