この原作は単行本にして十六巻という大作であるが、映画では一時間半の作品三本に収めなければならなかったことで、ストーリーはかなり省略されたり、変更されたりしている。
二十数年前に映画館やテレビで見た時には、この点に不満を感じた。 今回DVDとして発売されると知ったとき、非常な興奮を覚えたものの、もしかしてその気持ちが蘇るのではないかと、若干の不安もあった。
しかし、いざ見てみると別の印象を受けた。
前述のような時間的制限のもと、いろいろな場面、台詞を再配置や削除しながら、冗長性のない作品に仕上がっているのだ。むしろ、この三部作を四部作やそれ以上にしたところで、失敗したのではないか、という思いさえ出てきた。私自身の作品への理解度も、映画を見た当時に比べて上がったからかもしれないが。
いずれにせよ、映画化の為に大胆なストーリーの編集を行った製作側の英断に拍手を送りたい。